プロフィール

Author:柚子
はじめまして!
ここでは『花より男子』の二次小説を書いております。
CPは類つくとなっております。
ただの趣味で書いておりますので、原作者様・出版社様・ドラマ、映画制作者様とは一切関係ありません。
二次小説がお嫌いな方や原作・ドラマのイメージを壊したくない方の訪問はご遠慮ください。
また、中傷・荒らし目的の方の訪問は禁じています。
個人的に楽しみたいという方のみ管理人の駄作にお付き合いください。


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お知らせ

最終話、続編ともに無事UPすることができました。
一時不定期の時もありましたが、皆様が応援してくださっていたこと、
嬉しく思っています。
この物語にたくさんのコメント拍手ありがとうございました。
それによって、励まされUPしようと思うことができました。
長い間の駄作を最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。


そして、お知らせとしましたのは、当ブログはしばらくの間、
更新休止にさせていただきます。
私は今年受験生になります。なので、少し勉強をしたいと思います。
楽しみにしてくださっている皆様には本当に申し訳ありませんが、更新は休止します。
出来れば、進路が決まり次第、更新再開したいと願ってます。
私の勝手な事情で、休止してしまいすいません。
このブログはこのまま置いておくつもりです。
1年くらいの休止予定です。

本当にありがとうございました。
そしてまた、いつの日か、会える日まで・・・。

★コメント返事★
あーたんさん
コメントありがとうございます。
楽しみにして頂いて嬉しいのですが、すいません。お休みさせていただきます。
また、再開することがありましたら、よろしくお願いします。

いずみんさん
いつもいつもコメントしてくださってありがとうございます。
何度も励まされました。
また、再開することがありましたら、よろしくお願いします。
結婚してから3年が経った。

3年の間には本当にいろんなことがあった。つくしはあれから双子を出産した。男の子と女の子の双子で産まれてきたときはすごく感動した。夢の時も立ち会いたかったと思った。つくしが名前は俺に決めてほしいって言うからすごく悩んで決めた。
女の子が花沢 心
男の子は花沢 翼

夢と心と翼、3人のつくしと俺の宝物。
5人家族ですごく幸せな毎日を送っている。


そんな幸せな毎日の中でも今日は特に大切な日。
だって今日は俺の誕生日だから。

今日は、仕事を休んで家族で一緒に過ごす。
近くの公園に子供を連れて遊びに行く。
どこか行きたいところとかある?って聞いたら、いつもの公園が良いって3人とも言うから、近くの公園に遊びに来た。
お昼ごろ、いつもと同じように、つくしの弁当を広げて家族揃って食べる。
心を俺の膝にのせて、翼はつくしの膝の上。夢はもう5歳になったから、一人で何でもできるようになった。
子供達も、つくしもすごく笑顔でお弁当を囲んでる。その光景に俺も微笑む。

「いただきます。」

「どうぞ。いつもとあまり変わらなくてごめんだけどね。」
そう言ってつくしが謝ってくる。

「いいよ。ただこうしているだけで、俺は幸せだから。」
その言葉に嘘はない。

ただこうして幸せないつもと変わらない誕生日でもいい。
祝ってくれようとする誰かが居てくれるだけ、ただそれだけで俺は嬉しい。

心の中でそう思いながら、弁当を食べた。
「心、美味しい?」
心に食べさせてあげると心は幸せそうな顔をして頷いた。

ご飯を食べ終わって夢と心と翼が一緒に砂場で遊んでいるのをつくしと二人で見ている。
夢はすごく面倒見がよくて俺たちも助かっている。

3人で一生懸命、砂を固めている。
「パパ!こっちに来て!」
夢が俺を見てそう叫ぶ。俺も笑顔になって夢たちに近づいていく。
「何?」
「パパ、おたんじょうび、おめでとう!」
夢が笑顔でそう言って一生懸命作った何かを見せる。
「「おめでとうー!」」
翼と心もそう言って見せようとする。

そこには・・・砂で作ったケーキ。食べられないし、色も茶色だけ。けど、すごく嬉しい。
「ケーキ?夢と心と翼でパパのために作ってくれたの?」
まだ5歳と2歳の子供。だけど、砂場で一生懸命作ってたのは俺に見せるために作ってたんだ。すごく嬉しくて幸せで涙が出そうだった。
「そうだよ!パパ、いつも夢たちのためにお仕事してくれてありがとう。」
夢がそう言う。その後に心と翼も一緒にありがとうって言っくれた。
俺は子供達を抱きしめた。
「パパの方こそ、ありがとう。夢も、心も、翼も、大好きだよ。」
「夢もパパ大好き。」
「こころも!」「つばさも!」
そう言ってくれた。抱き合ってる後ろから
「あたしも、大好き。ね、類。」
そう言って笑顔になってくれる俺の妻。
「俺も。つくしを愛してる。」

「これ、気に入ってもらえたらいいんだけど・・・。」
そう言ってつくしは小さな箱を渡してきた。
「ありがとう。開けていい?」
つくしが頷いたのを確認して俺は箱を開けた。
それは、俺の好きなデザインのピアスだった。
「ありがとう。すごく気に入った。」
そう言って俺は、子供達の前にもかかわらずキスをした。軽くだけどね。
つくしは真っ赤になってる。
「類、誕生日おめでとう。」
「「「パパ、おめでとう。」」」
家族からの言葉はこんなにも感動するものなんだと知った。

それから、夢たちが遊具で遊んでいた。

夕方になって、歩いてマンションまで帰る。
夢が心と翼の手を引いて俺とつくしの少し前を歩く。

「類、今日は楽しかったね。」

「うん。楽しかった。夢たちにもいいものをもらった。」
夢たちが作ってくれた食べれないケーキは、写メに撮った。

「あの子達があたし達のところに生まれてきてくれてよかったね。」
つくしが子供達を見ながら呟く。

「そうだね。本当に宝物。」
そう言って笑顔で子供達を見つめる。

俺はつくしの手を握る。
「つくしも、俺にとっては宝物。」

「あたしも類と子供達はこの世で一番の宝物だよ。」
そう言ってくれるつくしにまた唇を重ねる。

「すごく幸せ。つくし、最高の誕生日をありがとう。」

「いつもと変わらないのに・・・。」
そう言って少し申し訳なさそうな顔をするつくしを見て俺は言った。
「じゃあ、帰って子供達が寝たら、俺だけのつくしになってね。」
案の定、つくしの顔は真っ赤だった。だけど、首は縦に振ってくれた。

ねぇ、いつもと変わらない毎日でも、俺には幸せだと思えるんだ。
大好きな人たちに囲まれて何でもない毎日を過ごす。
それは、すごく幸せな事なんじゃないかな?
毎日が特別。そう感じられる毎日だから、特別な日もいつもと同じに思えるんだよ。

辛いことがあって泣いた事も、嬉しくて笑いあったことも、
俺には忘れられない思い出。そして今に繋がる大切な宝なのかも。

つくし、あんたに出会えた俺はすごく幸せ。それから俺たちの3つの宝物に出会えたことも。

ずっと離れないから。
だから、またこれからも、この先の長い人生も、あんたと一緒に歩いて生きたい。

いつか死別する日が来ても、永遠に心は繋がってるからね。
それまでは、つくし、ずっと愛し続けるよ。

夢、心、翼、つくし
最高の誕生日をありがとう。

大好きだよ。愛してる。
今日、あたし達の結婚式。

神様の前で誓うんだ。ずっと類と共に生きるって。

道明寺や西門さん、美作さんに会った頃に、
滋さんや桜子、それから優紀にも会いに行った。
道明寺たちと同じように滋さんたちも、あたしの事を責めたりしなかった。
むしろ無事でよかったって泣いてたっけ?
三人とも夢の事をすごく可愛がってくれた。
優紀には、辛い思いをさせたことを謝った。
「つくしは親友でしょ?当たり前だよ。」
そう言ってくれたとき、優紀と二人で大泣きした。


道明寺、
あなたの事、本当に大好きだったよ。今も、『好き』の形は変化したけど、ずっとあんたは大切な人。道明寺?あたしを好きになってくれてありがとう。あんたも幸せになってね。
西門さん、
いつも女遊びばっかりしていて、あたしをからかってばかりだったけど、でも、それがあたしを笑顔にさせた。そうやって、優しくしてくれてたんだね。
美作さん、
F4の中で一番大人な美作さんは、あたしが泣いている時、優しい言葉をかけてくれた。あたしはその言葉で何度も何度も助けられたよ。
それから滋さん、
いつも元気のいい滋さんには、びっくりする事もあったけど、本当にたくさんの元気をもらったね。これからその笑顔で、笑っていてね。
桜子、
最初は最低な事をされたけど、いつしかあたしを守ってくれるようになったね。本当は優しい心を持った女の子だって分かったよ。
優紀、
優紀とは、たくさん泣いたり、笑ったね。いつも、あたしの気持ちを尊重してくれてありがとう。迷惑かけてしまってごめんね。優紀も辛い時にはあたしを頼ってね。親友だから。

みんな、ありがとう。ずっとずっとあたしにとってみんなは大切な仲間、親友だから。
ここに帰ってきて良かった。あたしのいたい場所はここなんだ。
これからも親友で居てね。
みんなのおかげであたしは今日、ここに立つことができるんだ。

結婚式場の扉の前、お父さんの横に並びながら、親友の顔を思い出してた。
すると扉がパーッと開いた。笑顔で親友たちが見てくれている。
そして、あたしの行く道の先には、世界で一番愛している人。
一歩ずつ一歩ずつあなたに近づいていく。
あなたは天使の微笑をあたしに向けて。
ねぇ・・・。類。あたしは今、すごく幸せだよ。
たくさん親友に囲まれながら、たくさんのお祝いの言葉をもらいながら、あなたに近づいていく事ができて。こんな日が来ると思ってもいなかった。幸せすぎて怖いくらい。
これからは、暖かい家庭を二人で築いていこう。あたしはあなたを愛しています。
そして、今日、あたしは『花沢つくし』、あなたの奥さんになります。
だから、ずっとずっとあたしを愛し続けてね・・・類。

そんな事を思ってると、類の目の前に来た。
タキシード姿の類は、すごくかっこよくて・・・。
お父さんの腕から類の腕へ・・・。
そしてあたし達は神様に誓った。

いつも支えあい生きていく事を・・・。

指輪の交換をして、誓いのキス。
見つめあって微笑んで、類の顔が近づいてくる。
そっと触れたそのキスは、類らしいキスだった。



結婚式が終わってからはみんなで2次会。
夢は類のご両親が1日見ててくれるって。明日の昼頃、マンションに送ってきてくださる。
類のご両親もすごく夢を可愛がっているから、類が拗ねちゃうくらい。

「類!牧野!おめでとう!!」
そう言った西門さんの声で二次会が始まった。
「もう、牧野じゃないけどね。」
そう言うと
「じゃあ・・・つくしって呼ぼうか?」
西門さんがにやりとしてこっちを見る。類の顔を見ると機嫌が悪そうで・・。
「いいです・・。これからも牧野で・・。」
そんな感じで他愛もない会話をしたり、みんなにお祝いの言葉をもらったり楽しい時間になった。

3次会、4次会と終わって・・・あたし達はマンションに帰った。
「つくし・・・。これからも、よろしくね。ずっとずっと一緒。もう、離さないからね。愛してる。」
そう言って類はキスをしてきた。
「あたしも、愛してる。花沢類、ありがとう。」
あたしからもキスをした。
今日だけは、素直になってもいいよね?
花沢類は少し、驚いた顔をしながらも嬉しそうな顔だった。
それから何度もキスをして、
あたし達は3年ぶりに一つになった。
類・・・本当に愛してる。

あまり寝る事が出来なかったまま、もうすぐお昼という頃を迎えた。
横には子供のような顔をして眠ってる類。本当に・・夢にそっくり。
でも、もうすぐお母様とお父様がいらっしゃるから、起さないと。

「類!起きて!」
「ん・・・。」
返事したまま起きようとしない。
「類!起きないと、夢、帰ってくるよ!」
そう叫んでも起きない。
「つくしがキスしてくれたら起きる・・・・。」
そう言ってまた眠りにつこうとする。
あたしは顔が赤くなりながらも早くしないとと思い類の唇に自分の唇を重ねた。
すると類があたしの腕を引っ張って抱きしめた。
顔が赤くなりながらも幸せを感じた。こうして類の腕の中に入れることが幸せ。

そうして幸せを感じていると、類のご両親が来る30分前だった。
あたしと類は慌てて用意して・・・。
ピーンポーン
チャイムが鳴ったと同時に夢が家に入ってくる。
「パパ!ママ!」
その声にあたし達も笑顔になる。
「夢、良い子にしてた?」
あたしがそう言うと夢は満面の笑みで頷いた。
「つくしさん、類。これからも二人で幸せにな。」
後から入ってきた類のご両親。二人ともあたしたちの結婚を心から祝福してくれた。
その言葉にあたしも類も頷いた。
「類、あなたが夢ちゃんとつくしさんを守ってあげるのよ。」
お母様がそう言う。類はその言葉にも微笑んで頷いた。

あたし達は今、やっと幸せな道を歩み始めた。
これから、何があっても離れないよ。


結婚式から1ヵ月後に盛大な披露宴をした。




結婚してから7ヵ月後、

あたし達は公園に来てピクニックをしていた。
1ヶ月に一度は家族で遊ぶ日を作っている。

「だいぶん、お腹大きくなってきたね。」
そう言って類があたしのお腹に手をあてる。あたしは今妊娠7ヶ月。
「そうだね。」
あたしも微笑む。
「あっ、夢、こぼれてるよ!」
類が、こぼれたおかずをひらって袋に入れる。
「パパ!ありがとう!」
そう言って微笑む夢。
「夢、お姉ちゃんになるんだから、しっかりしないとね。」
あたしが夢にそう言う。
「うん!」
夢が大きく頷く。

マンションまでの帰り道。家族三人で歩いてかえる。
「あっ!ねぇママ、パパ!見て!」
夢がそう言って差したのは空。
「あっ、虹だ。」
あたしがそう言って微笑むと類も一緒に笑顔になった。



ねぇ・・・。類。
あたしはすごく幸せだよ。
あなたが傍でそうして笑っててくれるなら、あたしは世界一の幸せな人になれるんだよ。
ねぇ、夢。
類とあたしの間に生まれてきてくれてありがとう。
そして産まれてこようとしている子・・・
無事に産まれてね。あたしも類も夢も待ってるよ。

あたしは虹を見ながらそう思った。
そして横を見ると大好きな人の笑顔。
いつもこの笑顔に支えられてきた。あたしの大好きな類の笑顔。
これからもこの笑顔が曇りませんように・・。
ずっと明るい家庭で入れますように・・・。


「類。・・・・・愛してるよ。」

「俺も。・・・つくしを愛してる。」






fin.




終わりが微妙ですいません。でも、これで一応終わりにしたいと思います。
長い間、読んでくださってありがとうございました。
拍手やコメントもたくさんありがとうございました。嬉しく思ってます。


類の誕生日には続編を書こうと思ってます。


今日は久しぶりにF4で集まった。
今日は俺はつくし夢を連れて、花沢邸へ・・・。
マンションに住んでることはまだ言ってないから。

つくしと夢は違う部屋にいる。
そうとも知らずに司、総二郎、あきらは俺の部屋でくつろいでいた。
いろいろな話をしながら、紅茶を飲んでいた。

「あっ、類。何か用事あったのか?いきなり俺らと会いたいとか言うからよ。」
あきらがそう言った。
「うん。みんなに報告があってね。」
「報告?」
総二郎は意味がわからないと言った顔で俺を見つめた。
「うん。・・・俺、結婚する事にしたんだ。」
「えっ!類・・・お前が?」
総二郎もあきらもびっくりしていた。
司は、黙って聞いていた。司はつくしに一度会ってるから・・・相手が誰だかわかってたんだろう。
「類、お前、結婚相手を愛せるのかよ?牧野のこと、もういいのかよ?」
総二郎は司を気遣いながら、俺に聞いた。
「うん、愛せるよ。一番大切な人だから。」
「そっか、類、幸せになれよ。」
あきらがそう言ってくれた。

「相手、今日来てるんだ。会ってくれない?」
俺は三人に尋ねた。
「「おう!」」
あきらと総二郎は即答した。
「司?会ってくれる?」
「・・・おう」
司は少し寂しそうになりながらも返事をした。

俺はつくしたちが居る部屋に行って、夢を使用人に任せてまずはつくしだけを連れて行った。

「つくし、大丈夫。司たちには、俺から説明するから。」
つくしは久しぶりに司たちに会うから緊張していた。
「類。」
つくしは少し笑顔になった。

俺は先に部屋に入った。
なかなか、部屋に入ろうとしないつくし。
俺は、つくしの手を引っ張って部屋に入れた。
つくしの顔を見た途端、司は思っていた通りだったのか驚いていなかった。
でも、あきらも総二郎もびっくりして固まったようだった。
「「牧野!」」
「そう、俺の結婚相手は、牧野つくし。」
「まじかよ・・・。」
あきらが司の機嫌を伺いながら小さく呟いた。
「みんな、久しぶりだね・・・。勝手に居なくなって、心配かけてごめんね・・・・。あたしは・・・。」
牧野が泣きそうになりながら説明しようとした。
「つくし、後は俺が説明するから。」
俺は、つくしをソファーに座らせた。そして司たちもソファーに腰掛けた。

「あきらも総二郎も、驚かせてごめん。俺の結婚相手は牧野なんだ。俺が担当した仕事現場で偶然見かけて・・・だけど、つくしはすぐに俺の前から逃げた。それで・・俺がある会社に書類を持っていったときに、見つけたんだ。」
総二郎もあきらも司も俺の言葉を集中して聞いてくれている。

「つくしは、居なくなってからずっとそこで暮らしていたんだ。司には、見つけてからつくしを会わせたんだ。だから、司は俺の結婚相手はわかってたんだと思う。そうでしょ?司。」

「あぁ。俺は、あの時も言ったはずだ。牧野のしたいようにしたらいいってな。牧野、お前は類を愛してるんだろ?」
司は少し悲しげな表情を浮かべながらもつくしに聞いた。

「道明寺・・・。あたしは本気であんたが大好きだった。あんたを幸せにしたいって思った。あんたがNYに行ってたとき、寂しかった。辛かった。そんな時、いつも支えてくれてたのは類なの。あたしはあの時から、類が大切になったの。そして今も・・類を愛してる。・・ごめんね。道明寺。あたしが出した答えは、あたしが望んだ道は、類と共に生きる道なの。」

「そっか。牧野がそう言うんだったら、俺はお前の事諦めるぜ。類。牧野のこと幸せにしなかったら、奪いに行くからな。」
司は、俺に宣戦布告をしてきた。
「大丈夫。俺は一生つくししか愛せないから。」
俺はそう答えた。

「なぁ、でも、何で牧野はここから居なくなったんだ?」
あきらが不思議そうに聞く。
「そうだぜ。どうしてだよ!」
総二郎も総二郎もそう言っている。

「類、あいつのこと話さないといけないんじゃねぇのか?」
司は夢のことを知っている。
俺は司に頷いて、夢の事を話そうと決心した。

「あきら、総二郎。牧野が姿を消したのは、俺のせいなんだ。」

「類、違うよ、あたしのせい。」
つくしは急いで反論した。

「つくしは黙ってて。俺とつくしは、司がNYにいるときに一度関係を持ったんだ。それから3ヶ月後、つくしは姿を消したんだ。・・・・・それは、俺との子供を・・・妊娠したから。」

「もしかして・・・。」
あきらは驚きを隠せない様子だった。

「あきらの思っているとおり、つくしは子供を産んだんだ。今は元気に育ってる。今日も連れてきてる。
2歳になる女の子。初めて会った時司の子供と思って司の所につくしとその子を連れて行った。そのときに、分かったんだ。俺の子だって・・・。今思うと、情けないけどね・・・。」

「そっか。」
総二郎もあきらも真剣に聞いてくれていた。

「今、三人でマンションで暮らしてるんだ。結婚の事、牧野の親も、俺の親も認めてくれた。子供のためにも、これからは3人で暮らしたいと思ってる。」

「西門さん、美作さん、心配かけてごめんなさい。」
牧野がそう言った。

「牧野、もう、居なくなったりすんじゃねぇーぞ。」
総二郎が言う言葉に牧野は大きく頷いていた。
「そうだぜ。俺たちは牧野を責めたり、類を責めたりもしない。それから司も・・・。今、俺らがこうして集まれているだけでいい。」
あきらの言葉につくしは涙ぐんでいた。
「・・・西門さん、・・・美作さん、・・・それに道明寺・・・ありがとう・・・」
「泣くなって。不細工がもっと不細工になるぞ。」
つくしは総二郎の言葉にカンカンになって怒っていた。

いつの間にか司も、総二郎も、あきらも、つくしも、俺も笑顔になっていた。
それからは総二郎とあきらが牧野をからかったり、いろんな話をしていた。
すると・・・俺の部屋のドアが開いた。

「パパ!ママ!」
勢いよく夢が俺とつくしの元にやってくる。
開いたドアを見ると使用人がくたくたになりながら、謝ってきた。
「お話し中、申し訳ありません。夢様は本当に元気が良くて・・・鬼ごっこをしていたところ、類さまとつくしさまのお声がしたみたいで・・・。勝手に開けて入っていかれて・・・。」
それを聞いて司たちもみんな笑顔になった。

「面倒見てくれててありがとう。もう夢もここに居ても大丈夫だから。疲れただろうから休んで。」
俺は使用人に伝えた。
「ありがとうございます。失礼しました。」
使用人が部屋を出て行った。

それから、司、総二郎、あきらは夢を可愛がってくれた。
「元気なとこと髪の毛の色、目の色、どう見ても類と牧野の間の子だろ。間違えるとかありえねぇ・・・。」
と皆に言われた・・。
少しムスッとしてると・・・。
「パパ!パパのお友達もみんなかっこいいけど、夢はパパが一番好き。」
そう言って夢が俺の元へ駆けてきた。
「パパも夢が大好きだよ。」
俺は夢に笑顔でそう言った。
「つくし・・・。夢を産んでくれてありがとう。」
俺がつくしにそう伝えるとつくしは涙ぐんでた。

「幸せにな。」
司にそう言われたつくしは涙が止まらなくなっていた。
「類、幸せにしてあげろよ。夢ちゃんも、牧野も。」
あきらがそう言った。
「うん。いきなりこんな報告でびっくりしたと思うけど・・・ありがとう。」
「本当だぜ。びっくりしまくり。でも、良かったな。類。」
総二郎がそう言ってくれた。
俺も笑顔で頷いた。

皆夢を囲んで笑顔になっているのを見ると、俺も自然に笑顔になれた。
つくし、夢、幸せにしてあげるからね。
つくしも夢も、俺を幸にしてくれるその笑顔で微笑んでいて。
あれから一週間、正月休みの間に、あたしは引っ越しの準備にかかった。
そして今日、あたしは引っ越しをする。
都内の花沢が経営するマンションへ・・。

今日は夢は保育園。夢もここで出来た友達にさよならを言いに行く。
夢を送っていってから、
あたしは、今までお世話になったアパートを掃除した。

そしてあたしは、会社へ・・・。
歩いて最後の出勤。しかも今日、退職願を出す。
会社の人にどうして?って聞かれるのが嫌だったから。
夕方には近所の公園で類と待ち合わせ。それから保育園まで夢を迎えに行く。

「おはようございます。」
そう言って入って行った会社のオフィス。みんないつものように仕事をしている。
北原さんや咲。いつものように
「おはよう。」
そう言って挨拶をしてくれる。
この人たちともお別れになると思うとすこし寂しくなった。
でも・・・。類の隣に居たいという気持ちの方が大きかった。
それからあたしは皆を通り抜けて、パソコンの画面と睨めっこ中の部長の前へ。

「部長、これを・・・。」
あたしはかばんの中から退職願を出した。
「・・・牧野?どうしたんだ?」
部長はすごく驚いた顔をして・・・。
「あたし、この会社、やめます。」
あたしは笑顔でそう言った。その瞬間、みんなの視線が一斉にこっちを向いた。
部長もまだ納得できない顔で見ている。
「あたし・・結婚するんです。」
そう言ったと同時に皆が笑顔で「おめでとう」と言ってくれた。
それから今日、引っ越しする事も伝えた。皆寂しそうにしていたけど、でも仕方ないといってくれた。

あたしは自分のデスクに戻り、自分の周りを片付けた。いらないものは置いておいて構わないと言ってくれたおかげで、あたしが持って帰るものは少なくなっていた。

いろいろしているとすぐに夕方がきてしまった。
あたしは皆に最後の挨拶をしてエレベーターのボタンをおした。
すると後ろから、「牧野!」「つくし!」そう言って呼ぶ声がして振り向くと
北原さんと咲、その後ろにも同僚や上司がたくさん駆けつけてくれた。

「幸せに・・・・。」
北原さんはどこか寂しそうな顔でそう言ってくれた。
「ありがとうございます。」
たくさんの上司や同僚にお祝いの言葉をもらっていると、すぐにエレベーターは着てしまった。
「さよなら。ありがとうございました。」
そう言うと、皆笑顔で送り出してくれた。

エレベーターに乗ろうとすると、咲が下まで送ってくれた。
「ねぇねぇ。相手の人、どんな人?かっこいい?」
にこにこして咲はあたしに聞いてくる。
「うん・・。」
あたしは恥ずかしくなって小さな声でそう言った。
「いいなぁ・・・。ねぇ、いつか、また、旦那さんと来てよ。つくしの旦那さん見てみたい。」
そんなこと言われても・・・。というか、咲、一回見たことあるんだよ。って言いたくなったけど・・・。
「また、機会があったらね。」
あたしはそう言った。

1階に着いてロビーの前で咲と少し話をしていると・・・。
「キャーーー!見て!」
女性社員の悲鳴。あたしもその視線の先をたどってみると・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・類!
あたしは驚きのあまりそのまま固まってしまった。
「ねぇ!つくし!あの人、花沢物産の御曹司よね。前も来てたよね。つくし、最後の日にいい物見れたね。」
そう言って咲も興奮している。
類は、だんだんとあたしのほうへ歩いてくる。
どうして・・・。公園で待ち合わせなはずでしょ?こんなところに来たら、目立っちゃうじゃない!
あたしの内心はそう思っていたけど・・・もうとき既に遅し。
類は、あたしを眺めたまま、天使の微笑みをしてこっちに向かってきていた。
「ねぇ・・・。つくし!こっちに来るよ。」
咲がそう言ってますます興奮していた。

「つくし・・・。迎えに来た。」
そう言ってのんきな事を言ってる類。あたしの横にはびっくりして固まっている咲。
「ありがとう・・。」
あたしは、みんなの注目の的になっている事に気づいてそれくらいしかいえなかった。
「じゃあ、行こ。あっ、今まで、つくしがお世話になりました。って部長に伝えといてくれない?」
そう言って類は咲に天使の微笑を向ける。
「あっ・・・はい・・・。」
咲は緊張してかそれだけの返事。
「つくし・・・相手って、もしかして・・・。」
小さい声であたしに聞いてくる。
「そ。つくしの相手。」
類が笑顔で咲に聞こえるくらいの声で話した。あたしは顔が真っ赤になるのがわかった。
「・・・・そう言うこと・・・。じゃあ、またね。」
あたしはそう言って類と一緒に車に乗り込んで、夢を迎えに行った。
車の中では類を責めた。どうして来たの?とか、目立つじゃない!とか。
だけど、返された言葉は、「早くつくしに会いたかった。」と言われ、また顔が真っ赤になった。


「今までありがとうございました。」
保育園に着いてあたしは、保育園の先生にお礼を言っているけど、保育園の先生はずっと類を見ている。類もお礼を言いたいって言って着いてきたけど・・やっぱりそんなことするんじゃ無かったよ・・・。

そう思っているうちに、
「パパ〜、ママ〜!」
夢が走ってくる。
すると類は夢を抱えあげて、
「夢、楽しかった?皆にさよならした?」
そう言って笑顔に夢に微笑んでる。
「うん!」
夢も最高の笑顔で微笑んでる。

「夢ちゃ〜ん!」
たくさんの園児が夢をお見送りに来てくれた。
「夢ちゃん、また遊ぼうね。」
そう言ってくれる友達に、夢も笑顔で受け答えしていた。

「夢を今までありがとうございました。これからは両親そろって育てていきます。」
そう保育園の先生に伝える類にあたしも笑顔になった。
保育園の先生は子供達がたくさん詰めかけたのを見ると類を見る目を仕事の目へと変えた。
「夢ちゃん、パパとママを大事にするんだよ。」
保育園の先生は夢にそう話しかけていた。
「うん!パパ、ママ、だぁいすきだもん!」
夢が言ってくれた言葉に類もあたしも微笑んだ。

「夢ちゃんのパパ、カッコイイね!」
夢の友達にそう言われて夢は、すごく嬉しそうだった。
そして、あたしもうれしかった。

それから夢を連れて引っ越し先へ・・・。

そして家に着いたら、類から
「左手、出して?」
あたしは左手を類の目の前に出すと
類は薬指に用意してくれていた指輪を嵌めてくれた。
「類・・・ありがとう!」
あたしはうれし涙を流しながら類にそう言った。
「これからは、3人で幸せになろ?」
そう言ってくれた類に
「うん!」
あたしは最高の笑顔を向けた。


3人で幸せになろう?
今までの辛さも、寂しさも、この時のためにあったと思えばいいよね?

3人で最高の幸せを求めて・・・。

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