俺は今の状況が理解できずにいる・・。
牧野と司が別れて・・・。牧野が本心を語るって・・・。
それは俺が全く想像していなかったことだった・・・。
ねぇ・・・夢じゃないよね?牧野は本当に俺が好きなの?
ただ・・・驚いていた。だけど、俺も言わなきゃ。
司を傷つけていた分、俺の考えていたこと、すべてを牧野にも司にも知ってもらわないと・・・。
司・・・今から、話すことは全部俺の本心だから・・・。受け止めて。
「牧野が本当の気持ちを言ったんだもんね。俺も言うよ。司。」
「あぁ。」
司は落ち着いていた。NYの4年間で親友は一段と大人になっていた。
牧野の気持ちを尊重しようという司の想いが痛いくらいに伝わってきた。
「俺が・・司の帰国の日にフランスに行ったのは・・・わざとその日にした。司に合わせる顔がなかったから・・・。俺は、司がいない4年間、ずっと牧野のそばにいた・・。支えてあげたい。笑顔が見れたらそれでいい。最初は、そんな気持ちでいた。
「でも、だんだん司が帰ってくる日が近づくほどに・・・怖くなったんだ。牧野が俺の側からいなくなることが・・・。本当は牧野の笑顔に支えられてた。司が・・・帰ってくると知ったとき・・俺は・・牧野の側を自ら離れようと思った。牧野を忘れようと思った。だから・・・同じ日にフランスへ出発したんだ。」
「俺は・・・司と牧野から逃げたんだ。でも、こっちに来ても忘れられるわけなくて・・・。ずっと、思ってた。司が帰国する前と今、気持ちは・・・ずっと変わらない。むしろ強くなってるんだ。」
「俺は・・・・・・牧野のこと・・・忘れられない。誰よりも・・・誰よりも・・・大切な人。それが俺の本心」
俺が言い終わった後、牧野は一滴の涙を流した。
「はなざわるい・・・。」
牧野特有の名の呼び方で俺の名を声にしながら・・・・・・・。
「牧野!類!お前らの本心は一緒だったってことだろ?お互いがお互いを必要としてる。」
「うん。」
俺と牧野は同時に返事をした。
「俺と牧野じゃいけねぇんだよ!牧野が俺を必要としてなかったからな!」
「道明寺・・ごめんね。」
「俺に遠慮なんてすんじゃねぇよ!類!これからは牧野のこと、お前が幸せにしてやれよ!してやれねぇんだったら、俺が奪い返すからな!」
「司、大丈夫だよ。絶対、幸せにするから。」
司・・・・ありがとう。ずっと言わないで心の中にしまっておこうと思っていた気持ちを伝えさせてくれて。
いままでの司なら、牧野の気持ちなんて考えなかった。俺様な自分の気持ちばっかりで・・。NYでの4年間は本当に司を大人にさせたんだね。今度は・・・俺も。
「ねぇ・・司。俺、もう少し、フランスで頑張るから。すぐには日本に帰れない。その間、牧野のことよろしく。」
「そっか。わかったよ。じゃあ、俺はホテル戻ってから!牧野!明日、朝の便で日本に戻るから!用意してろよ!」
「道明寺・・・。本当にありがとう。わかった。」
「司・・・ありがと。」
「じゃあ」
司は少し照れたようにそう言って店を出て行った。
牧野と二人になった・・・。
もう1度伝えよう・・・。自分の気持ちを・・・。
「牧野・・・今さっきはああ言ったけど、牧野が本当にいいって言うなら、俺は牧野を幸せにしたい。ねぇ・・・俺は、牧野が好きだよ。誰よりも愛してる。・・・・・俺と付き合ってくれる?」
牧野は・・・少し涙を流しながらも満面の笑みで大きく頷いてくれた。
牧野・・二人で幸せになろう。早く仕事片付けて日本に帰るから・・・・・・待ってて。
コメント
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RE:いずみんさん
司は大人になってますね・・・。
更新遅くなってすいません。これからもがんばりますのでよろしくお願いします。 柚子
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