プロフィール

Author:柚子
はじめまして!
ここでは『花より男子』の二次小説を書いております。
CPは類つくとなっております。
ただの趣味で書いておりますので、原作者様・出版社様・ドラマ、映画制作者様とは一切関係ありません。
二次小説がお嫌いな方や原作・ドラマのイメージを壊したくない方の訪問はご遠慮ください。
また、中傷・荒らし目的の方の訪問は禁じています。
個人的に楽しみたいという方のみ管理人の駄作にお付き合いください。


最新コメント


アクセスカウンター


FC2ブログ 専門学校

Ads by Google

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
「牧野、飯、行くか?」

「はい。」
ちょうどお昼時。お腹も空いてきたのであたしは上司の北原さんと一緒に会社の近くにあるレストランに行くことにした。
北原さんは度々あたしをランチに誘ってくれる。
あたしがここに来て、この会社に就職してから、ずっとあたしのことを心配してくれてる。

注文した料理が運んでこられた。あたしは一口食べた。

「ん〜。おいしい!ここのレストランの料理、最高ですね!」
このレストランは、庶民の価格でも、味は最高においしいからあたしは好きだった。
「ほんとっ、お前はおいしそうに食うよな。」
北原さんは、あたしを見つめながらそう言った。
「だって、おいしいんですもん!ほら、北原さん食べないとあたし食べちゃいますよ。」
全然料理を食べていなかった北原さんに言った。
「いや!食うから!」
北原さんは、料理を食べはじめた。

料理を食べ終わるころ、北原さんが口を開いた。

「牧野・・・。聞いてもいいか?」
「何をですか?」
「どうしてここに来たか、どうして夢ちゃんを一人で育ててるか。」
北原さんは、真剣な顔つきで私の顔をじっと見つめている。あたしはその目をじっと見つめていることもできずに、窓の外を向いた。北原さんと何度もランチを食べているけど、その質問をされたことはなかった。いつまでも黙っているわけにはいかない。今が、伝えるときなのかもしれない。
「答えたくないなら、答えなくていいけど。」
北原さんは、一言付け加えた。

「いえ。いつまでも黙っているわけにはいかないですよね。」
北原さんは、あたしの顔を見つめたままだった。

「・・・あたしが大学3年生のころ、付き合っていた彼氏がいました。その彼氏とは、2,3年遠距離恋愛中でした。だけど、お互い距離が遠すぎて相手の気持ちがわからなくなっていたんです。遠恋中のあたしをずっとそばで支えてくれている人がいました。ずっと、あたしを気遣ってくれていて、彼氏と喧嘩したりしたら、その人のところで泣いていました。優しく包み込んでくれました。彼氏とうまくいっていなかったあたしは、1度、その人と関係を持ちました。そしたら・・・・。」
そこまで言うと北原さんがあたしの言葉を遮って言った。

「妊娠・・・しちゃったってことか。それでここに来たってこと?」
あたしは軽く頷いた。

「あたしは、みんなを裏切ったんです。その時、あたしにはたくさんの仲間がいました。関係を持った彼を初め、たくさんの人があたしと付き合ってた彼氏との遠恋を応援してくれていました。なのに、あたしは支えてくれていた彼の優しさに甘えて身を預けてしまったんです。それであたしはここに逃げてきたんです。もう・・・あそこには戻れない。」
あたしは、窓の外、遠くを見ながらつぶやいた。

「そっか。相手の人に妊娠したことは?」
あたしは首を横に振った。
「言ってない。だけど、おろしたくなかったんです。言ったら、相手を傷つけてしまいそうだったんです。きっと相手の方・・・夢の父親は、全部の責任を取ってくれようとしたとおもうんです。あたしが産みたいって言うなら、きっと産ませてくれた。そして、夢とあたしも引き取ってくれようとしたと思うんです。彼は、あたしのことを1番理解してくれていたから・・・。だけど・・・そうしたくなかたった。彼に、負担をかけたくなかったんです。これ以上、彼に頼るのはよくない。そう思ってここに来たんです。」

「そっか。牧野、お前は、付き合ってた彼氏じゃなく、夢ちゃんの父親が好きだったんじゃねぇの?」

そう言われて、はっとした。あたしはどうしてあの時、自然と花沢類に身を預けられたのか・・・それはあたしが花沢類を好きだったからなのかな?そして、ここへ来てからも花沢類のことばかり思い浮かべてる気がする・・・。道明寺のこと・・・ここへ来てからは思い出さなくなっていたよね?

「ま、それはどうでもいいけどさ。」
北原さんは笑顔で言ってくれた。
「ところでさ、牧野、夢ちゃんって父親似?」
いきなりそんなことを聞いてくる。
「えっ?」
「いや〜、だって、お前とはちょっと違うじゃん?夢ちゃんの瞳とか、髪の毛とか・・・。」
「そうですね・・。夢は父親似ですね。」
そういいながら北原さんは時計を見た。
「やべっ!牧野!休憩時間、あと10分!」
「えぇっ!急がないと!」
あたしと北原さんはすぐに会計を終わらせて、走って会社に帰った。

誰かに聞いてもらって少し楽になったかもしれない。ここにきて、初めて、理由を説明した。
まだ、話していないこともたくさんある。だけど、少しずつ話していけたらいいな。
夢のこと、あたしのこと、これからのこと・・・・を少しずつ少しずつ。

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re:kikoさん

毎日きてくださってありがとうございます。少しお休みを頂きますがこれからもよろしくお願いします。
kikoさんが思い描いているようなラストが書けたらいいなぁと思ってます。私も早くつくしと類と夢ちゃんが幸せになっているところを書きたいです!

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://tearsandsmile315.blog86.fc2.com/tb.php/19-254d3336

 | BLOG TOP |