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Author:柚子
はじめまして!
ここでは『花より男子』の二次小説を書いております。
CPは類つくとなっております。
ただの趣味で書いておりますので、原作者様・出版社様・ドラマ、映画制作者様とは一切関係ありません。
二次小説がお嫌いな方や原作・ドラマのイメージを壊したくない方の訪問はご遠慮ください。
また、中傷・荒らし目的の方の訪問は禁じています。
個人的に楽しみたいという方のみ管理人の駄作にお付き合いください。


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(つくし視点)

道明寺がニューヨークへ行ってから三年が経った。
そして明日、帰国する。あたしの待ち望んでいた日が目の前に迫ってる。
嬉しいはず…だけど明日がずっと来なければいぃのに…
そう願ってしまうあたし。
それは道明寺が帰国すると同時に次は花沢類がフランスへと行ってしまうから。
3日前に告げられた事実に私は言葉もでない程驚いた。
花沢類もジュニアだから当たり前なのにどこかであたしは花沢類はあたしのそば
からいなくなることはないと信じていた。
明日…あたしの心の一部がいなくなる…
あたしは道明寺が帰ってくることよりもそのことばかり考えていた。

それがどういうことを意味しているかもそのときの自分はまだ気づいていなかったんだ。

ねぇ…
あたしは笑って花沢類を見送ることができるかな?
あたしは笑って道明寺を迎えることができるかな?

最後は笑顔で送り出してあげたい。
久々の再会は笑顔で迎え入れてあげたい。

そぅ思いながらあたしはベッドに入った。


(類視点)

明日俺はフランスへ旅立つ。
父親からはあと2、3ヶ月してからフランスに行きなさいと命令が出ていた。それ
が先月の話。俺は「はい。」と言うしかなかった。
牧野を支えられなくなる。
そう考えていた。


…だけど
司から二週間前に電話がかかってきた。
「もしもし?」
『類か?』
「そうだけど…どうしたの?」『あぁ…俺、もうすぐ日本に帰れんだよ!』
司の声は嬉しそうだった。
俺が牧野のそばに居る必要もなくなった。
「そう。いつ?」
『二週間後』
「そっか。牧野きっと喜ぶよ。」『あぁ。じゃまた』
「うん。」
親友の帰国に素直に俺は喜べない。司が帰ってくると牧野の隣には司が居るんだ
。そんなところみたくない。俺はまだ牧野が好きだから。


俺はある決心をして父親に電話をかけた。
「父さん?」
『どうした?類。』
「フランス行きの件なんですが…早めていただけないでしょうか?」
『まだ日本にいてもいいんだぞ』
「はい。わかっています。ただ日本にいても暇なだけなので。」
嘘だった。ただ・・・日本から逃げたかっただけなんだ・・・。
『そうか。わかった。いつ頃だ?』
そんなに活発でない俺がそんなことを言うのに父さんは驚いてるようだった。
でも、何かあるとわかっていても何も聞いてこない父さんに感謝した。
「二週間後です。」
『わかった。二週間後、花沢物産フランス支社に来なさい。』
「わかりました。ありがとうございます。」
俺は牧野からも司からも逃げたんだ。
牧野…ごめんね。俺、あんたと司の幸せそうな姿を見守ってあげれるほど大きな
男じゃない。

3日前、俺は牧野にフランス行きを決めたことを伝えた。
牧野は少し泣きそうな顔をしていた。
牧野・・・泣かないで。あんたの隣にはもうすぐ司がいてくれるようになるでしょ。
あんたには幸せな日々が待ってるよ。

そして
俺は司に電話をした。
忙しいからでてくれないかと思ったけど意外に早くでてくれた
『もしもし?』
「司…ごめん。3日後、日本で会えないかも。」
『どういうことだ?』
「司は何時にこっちに着くの?」
『夕方五時頃だろぅな』
「そっか。やっぱり会えないね」
『なぁ、類!さっきから理解できないことばっか言わねぇーでくれよ』
「ごめん。」
『で、何で会えねぇーんだ?仕事か?』
「仕事って言ったら仕事だね。俺、司が帰ってくる日にフランスに行く。飛行機は朝9時発。」
『はぁ?』
「だから、司が帰ってくる時間には俺はいないってこと。」
『入れ替わりってことか。』
「そ。」
『じゃ、お前とはまたしばらく会えねぇな。』
「まぁね。牧野のこと幸せにしてあげてね。司の帰国を喜んでるよ。」
『おぅ。言われなくても幸せにする。』
「そっか。」
『じゃ、また』
「うん。」
そう言って電話を切った。
俺はわざと朝の飛行機にした。司が帰ってくるのは夕方だろうと思っていたから。


そして俺は明日…フランスに行く。
牧野…今でもあんたが好きだよ。NYで伝えた気持ちは今も変わらない。むしろ大
きくなってる。でも牧野は司が好きだから、見守るって決めたんだ。
これからは司が居るから、大丈夫だよね?辛いとき、悲しいとき、これからは司
にちゃんと言うんだよ。もぅ俺いないから。司は牧野を大切に想ってるから、き
っと大丈夫だよ。
二人で手を取り合って幸せになって…
そばで二人の幸せな姿を見ることはつらくてできないけど…牧野が幸せなら俺は
それでいいから。

牧野…幸せになって…

そう願いながら眠りについた。

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