俺と総二郎と桜子と優紀ちゃんは類を見送ってから牧野を残して空港を出た。
司を迎えるのは牧野一人の方が司が喜ぶと思ったから。
それから俺ら四人は一緒に喫茶店に行くことになった。
注文をした食べ物が運ばれてきたけど…
なぜかだれもしゃべらない。
ま、予想はできるけど…
そんな沈黙を破ったのは桜子だった。
「先輩は…本当は花沢さんが好きなんじゃ…」
やっぱりみんな考えていることは同じなんだ。
「でも、つくしは…自分の気持ちに気付いてない。」
優紀ちゃんが真剣な顔でそぅ言った。
「今日のあの言葉聞いて、俺もそう思った。」
あきらがそぅ言った。
「花沢類はあたしの一部…」
俺は牧野の言葉を思い出してつぶやいていた。
「私の予想ですけど、花沢さんは道明寺さんが帰ってきたら先輩から身を引こうと思ってたんじゃ…」
「あぁ…類は自分のことより牧野のことを考えているからな。」
あきらの言うとおり類はいつでも牧野のことを一番に考えていた。
「やっぱり、司の迎え…俺達も居た方がよかったかもな。あのままの牧野だと…」
そう思った。
それまで黙っていた優紀ちゃんがつぶやいた
「つくしには…幸せになってもらいたい。今までたくさん辛い思いをしているから…だから、つくしには本当に幸せと感じられる、いて楽しいと思える人と一緒にいてほしい…。」
「道明寺さんか花沢さんかどっちが一緒にいたいか気付いてほしいってことですよね」
「はい…。」
優紀ちゃんも桜子も本当に牧野のことを考えている。
「類と司…俺らにはどちらも親友だからな‥どちらかを応援することはできねぇー」
それはおれの本心だった。どちらも大事な親友だ
「そうだな。俺も同じだ。でも、牧野には幸せになってもらいたい。」
あきらがそういった。
「みんなが幸せになる方法はないんでしょうか?」
桜子が呟いた。
「牧野が…選んだ道を俺は応援しようと思う。もし…牧野が類を選んだならそれを応援する。司を選んだとしても俺は応援する」
あきらが言った言葉にみんなが頷いた。
そうだ!誰を選んだとしても牧野の出した答えを応援してあげようぜ!
みんなはそれから他愛もない会話を楽しんだ。
牧野と司と類
どんな結果になっても三人が三人とも幸せになれる日が来ることを祈って…
(類視点)
俺は今空の上
牧野と司から逃げてきた…
幸せそうな牧野を見るのは今の俺には辛すぎるから。
牧野が空港で流した涙は俺のせいだよね?
また会おうって牧野は言ったけど…それがいつになるかはわからない。
牧野と司の幸せを心から祝福できるようになるまで俺は、牧野には会えないかもしれない。
でも、必ずいつか2人を祝福できるようになるはず。
俺は牧野へのこの気持ちを忘れるためにも、フランスに行くんだ。
そしていつか…牧野と司が並んで歩く姿を見て心からお祝いしてあげよう。
その日が来るまで…牧野…待っていて。
フランスで牧野への気持ちを忘れるために頑張ってくるから。
コメント
コメントの投稿
トラックバック
http://tearsandsmile315.blog86.fc2.com/tb.php/4-4bd45025